2026/07/23
みなさん、こんにちは!
medeluカスタマーサポートです。
これまでにmedeluでは、シャクヤク、アジサイなどのお花の生産者さんをたずねて、お花の生産過程や生産者さんのお花にかける想いを「つくりて旅」の記事としてご紹介してきました。
それはひとえに、
生産者さんのことをもっと知ってほしい!
お花のことをより深く知ることで、お手元に届くお花をもっと愛でてほしい!
そんな想いからでした。
今回は、「より新鮮なお花を、長く楽しんでほしい!」ということで、福岡県久留米市にある花農家「株式会社コスモファーム野口」さんと私たちが今季より新しく始めた、「生産者さんと花を愛でる人をもっと身近にするアクション」についてご案内します。
夏の暑い日にクーラーが効いた部屋に入ると「はぁ~涼し~い」
汗が引いたところでまた外に出ると「暑っ!」となる。
気温差があるところを行ったり来たりしていると、自律神経が乱れて体調を崩してしまうことありますよね。
実は、お花も人間と一緒で、暑いところと寒いところを行ったり来たりしていると、傷みがでやすいんです。
「お花はずっと冷蔵庫で保管してるから大丈夫なんじゃないの?」
と思われがちですが、産地から市場へ、市場から花屋へといった移動の時間、市場で競りに出されているお披露目の時間は必ずしもそうではない。
もちろん、空調の効いた輸送トラックもありますし、市場も温度管理は徹底していますが、すべてにおいて万全ということではないんです。
どうしても温度が安定していない環境下に置かざるをえないという事情があります。
そのお花へのストレス、どうにかして減らすことはできないか。。。
これまでは、生産者さんが収穫したお花は、一度、市場に集められ、そこで競りにかけられてから、私たちの元へと運ばれていました。
「それなら、市場を通さずに生産者さんから直接買えばいいのでは?」
そう思われるかもしれません。
でも、市場には各地から集まるお花のクオリティを均一に保ったり、適正な価格で取引をしたりという、お花の世界になくてはならない大切な役割があります。
そこで私たちが考えたのが、「花は直送、情報は市場」という新しい仕組みです。
市場にはお花の「情報」だけを提出して、お花そのものは市場を経由せずに、生産者さんからダイレクトにお迎えすることにしたのです。
文字通りの「産地直送」、お花の移動距離と時間をギュッと短縮した「お花の特急便」です!
お花を生産者さんから直接届けてもらうことで、ほかにも良いことがあります。
生産者さんが市場の競りにお花を出すためには、少なくとも競り日の2日前には畑から収穫して、市場に納めるということをしなくてはいけませんでした。
どんなに温度管理に注意していても、土から離れた時点でお花の鮮度は落ちていきます。
今回の産地直送の新しい取り組みを始めることで、生産者さんからmedeluに到着するまで、収穫から中2日かかっていたところを、1日遅い前日収穫でも入荷することが可能になりました。
つまり、収穫のタイミングを遅らせることで、お花のみずみずしさを長くキープすることができるようになったのです。
ほかにも、市場へ運ぶために段ボール箱に入れて、箱の中で動かないように紙で包んだり、箱と花を紐で固定したり、輸送の衝撃に耐えられるよう緩衝材として紙を詰めたり。お花によっては水切れを起こさないよう、保水材を着けたり、水の入ったプラスチックケースを内蔵させて運んだりと、たくさんの資材を使っていました。
段ボールはリサイクルに出しますが、基本的に、輸送にかかる資材はそのままゴミとして処分されます。
それが、今回の取り組みを実践することで、バケツ1個で運び入れることができるようになりました。しかもそのバケツは生産者さんに返却するので、再利用でき、ゴミを減らすことにもつながります。
生産者さんから直送でお花を届けてもらう、というのは簡単そうに見えて、実はとても難しいこと。
「市場を通して花を売る」という従来からのスタイルは、市場に集まる数多くの取引先と一度にやりとりができるため、たくさんのお花を売りたい生産者さんにとってはベストな方法。
コスモファーム野口さんも、より大きな販路を求めて、九州ではなく大阪の花市場に多く出荷しています。
ですが、久留米から大阪に運ばれたコスモファーム野口さんのお花を買いつけて、medeluの配送センターがある久留米まで再び運び戻してもらうということがよくありました。
久留米から大阪まで往復約1300㎞!時間にしておよそ16時間!
輸送するためには、運賃・燃料・梱包資材などのコストがかかり、時間の経過とともにお花の鮮度が落ちていくという面で課題がありました。しかも主な輸送手段はトラックのため、お金や鮮度だけでなく、その分余計なCO₂を排出してしまっているという環境面での重大な問題もありました。
今回、この課題を解決するための新しい配送スタイルの提案に応じてくださったコスモファーム野口さんは、普段からお花の鮮度維持のために徹底した品質管理に尽力しつつ、年間100品目以上の草花を育てていらっしゃる精力的な生産者さんです。
そんなお花への熱い情熱と、新しいことへ挑戦する柔軟な姿勢を持ったコスモファーム野口さんだからこそ、今回の「花は直送、情報は市場」という前例のないアクションを一緒に形にすることができました。
コスモファーム野口さんが手塩にかけて育てたお花を、これからmedeluの定期便で大切にお届けしていきます。
実際にお部屋に飾ってみて、「花もちがいい!」「花が生き生きしている!」という目に見える形で、生産者さんのエネルギーを直に感じていただければと思います。
どうぞ楽しみに!
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