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喜びや感動が生まれるお花を目指して
お花を生産する人を訪ねて 2022.06.16福岡県久留米市荒木町の宇佐川花園さんにお伺いさせていただきました。
親子二代にわたりお花の栽培に力を入れおり、
先代はオリエンタルリリーを主に栽培されていましたが、二代目の宇佐川 光雄さんはトルコ桔梗やガーベラを主に生産されています。
切り花の中でも人気の高いガーベラ。
福岡県は静岡県に次いで全国第2位のガーベラ産地で、花そのものの美しさや花持ちの良さはもちろん、色や品種のバリエーションの豊かさが魅力です。
ハウスの中は空に向かって真っすぐに伸びる茎に、陽気で可愛らしい花姿のガーベラがお出迎えしてくれました。
美しく咲き誇るガーベラの花々が並ぶハウスの中は圧巻の景色。
美しさだけではなく、生き生きとしたガーベラ本来の力強さや生命力を感じました。
私自身はガーベラの葉は見たことがなかったのでこんなにも大きな葉姿に驚かされました。
宇佐川花園さんは現在20~30種類ほどのガーベラを栽培されています。
ひと口にガーベラといってもさまざまな品種があるので、一つ一つの花の表情が違って見えるのも魅力的です。
宇佐川さんが一輪のピンクのガーベラを見せていただきました。
こちらは規格外のお花。
規格外の要因としては、花が欠けていたり、茎が曲がっていたり、極端に短いや花のしみがあると規格外になってしまうようです。
ピンクの発色が綺麗で可愛い!
と思ったのですが、人気のあるお花の方が需要があるのでこちらはお花として流通が難しいそうです。
今人気のガーベラはふんわりとした優しい雰囲気のキムシーという品種。
人気とあって太陽のような丸いフォルムにグラデーションピンクがとても美しいです!
栽培についても詳しく教えていただきました。
ガーベラは春のお花なので夏の暑さ対策や、温度管理がとても難しいそうです。
お伺いした際もとても暑い日でしたので、夏本番を考えると改めて花を育てる環境の厳しさを感じさせていただきました。
ガーベラは栽培している過程で茎が曲がっても起き上がる力強さを持つお花だそうです。
可愛らしい花のイメージとは、また違う一面ですね。
病気や薬害などの面でも、花の発色が綺麗になるように適切な管理をされています。
最後に、宇佐川さんは「自分の作った花が喜ばれることが一番嬉しい」と熱く語ってくださいました。
自分の作ったガーベラを受け取った人のことを考えて、日々美しいお花に愛情を注ぎ育ててくれています。
お花の育ってきた過程や想いを知るとガーベラの新しい魅力にきづき、いつもとは違った視点で花を愛でることができます。
ガーベラを見ると生産者さんの笑顔が目に浮かびます。
お花を愛でる暮らしによって得られる、彩りや癒し、幸せなどの喜びを生産者さんに「美しい花をありがとう」と感動の声を届けられるようにしていきたいです。
宇佐川花園さんのInstagramはこちら▼
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