2026/06/26
初夏のある日、medeluのXアカウントに突如現れた🧑🌾(ファーマー)の正体はmedelu現場監督・古賀。
50間近のメデルおじさんが、日々ぼやき、もがき、奮闘する主戦場は今日も変わらず慌ただしくて・・・
※この記事は連載企画です
【プロローグ】/【Vol.1】/【Vol.2】/【Vol.3(今ここ)】/【Vol.4】
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「常に一定」主義の現場監督の前には、お天気という難敵が常に立ちはだかる。
仕入れた花材を入荷するにも、梱包した定期便を発送するにも、それは外せない問題だった。
日本列島をなめるように北上する台風に見舞われたことがあった。
発送拠点のある福岡は早々に猛威を切り抜けたが、お届け先が多く集中する東日本一帯は未だ台風通過真っただ中。
予定通り発送したとしても、お届けの遅延が危ぶまれることがあった。
またあるときは、大阪花市場から仕入れた花材が、悪天候の影響で中国地方の高速道路が通行止めになり、入荷が遅れたことがあった。
通常13時に到着するところ16時近くとなり、その日は一部の定期便の準備が間に合わず、急きょ、翌日午前便で発送することになった。
「あんときはさすがにヤバイかもってヒリヒリしたー!最近は特にお天気も変則的なことが多いけん、先を読みにくくなってさぁ。。
そんなんあったけん、わかる?俺の髪も結構抜けよるんよ。奥さんが薬用シャンプーそっと買って置いとってくれてたの見たら、なんか涙でたよね。齢のせいかな。。。」
後頭部をジョリジョリ撫でながら、古賀氏は少しはにかんでいた。
長年古賀氏がこだわる、地肌が透けるまでうなじを刈り上げる攻めたヘアースタイルは、奥様のナイスフォローにより維持されている。
話を聞きながら、某アニメ映画の登場人物を思い出していた。
空飛ぶ豚が主人公の、働き者の女性たちに支えられ、飛行艇設計会社を切り盛りするあの小さいおじさん・・・似ている。
「うちはお届け曜日の指定って受けてないけど、お客様はこれまでのルーティンでだいたいの到着曜日を把握してあるやん?
それにズレが生じると、仕事やなんやでいつも通りには受け取れないお客様が出てくる。
それはやっぱ避けたいったいね。」
「何事も安定して一定に、ってのが古賀さんの鉄則でしたもんね?」
「そうそう!でもね、天気との闘いって、これだけやないんよ~」

お天気とはまさに、medeluが大切にする産地さんにとっても深刻な問題。
「シーズンのお花ってあるやん?夏だとヒマワリとか。
お花って市場に出荷される前は、産地さんで種植えて育ててって、毎年同じ時期に作業をしとるんやけど、最近は春秋短くて、夏冬長いやん。
ちょっとずつズレよるとよ。通年で流通する花も多いけど、季節のお花がその季節に出回らんくなってきよる。
産地さんによっては冬暖房を焚いたりして、お花に適した環境を整えようとしてるところもあるけど、燃料費の問題でそれができないところもある。
それに、暑すぎて生育不良。生産量が少ないとか、本来の大きさに達しない小ぶりな状態での出荷もよく見るね。
毎年、この時期はこれだ~、と思って市場の出荷状況チェックしよるけど、肩透かしくらうときある。」
生産量が少ないということは、出荷量が少ない、ということになるので、市場の競りは争奪戦になるという。
市場に出荷された花をWebで仕入れることができる現代、パソコンの前で「どうしようか・・・」と悩んでいると、あっという間に市場が空っぽになることもあるらしい。
デスクでオーバーヒートしてたのはそういうことか・・・と妙に腑に落ちた。
かえすがえすも、奥様のフォローが光る。
古賀氏の話を聞きながら、「目に見えないもの」を相手にする難しさを感じていた。
「だから、俺は常に一定でいたいの!」という気持ちもわからないでもない。
ーーー 次回、現場監督が定期便に仕掛ける秘かなこだわりとは?
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